INDEX — いま、この行をひらいています
Monstera deliciosa
Swiss cheese plant
朝 — この部屋に光が入る
いま、この頁の左にある窓。モンステラが根づくのは、そこから一・二歩さがった床の上です。故郷は中央アメリカの熱帯雨林——高い木々の葉の下、木漏れ日の中で育つ植物なので、窓辺の直射よりレースカーテン越しくらいの光がちょうどよいのです。
避けたいのは三つだけ。真夏の直射日光(葉焼けの原因)、冬の冷える窓際、エアコンの風が直接あたる場所。この三つを外せば、リビングでも寝室でも、根づける場所の候補はかなり広い植物です。
| 光 | ◐レースカーテン越しの明るさ |
|---|---|
| 水 | ▽▽表土が乾いたらたっぷり |
| 湿度 | ふつう乾燥期は葉水を |
| 越冬温度 | 5°C 以上 |
| 植え替え | 1–2 年ごと目安は5〜9月 |
| 大きさ | 40–200 cm成長は早め |
| 難易度 | Ⅰはじめてでも |
| ペット | ⚠ 注意犬猫の誤食に注意(くわしく) |
午前 — 名前と来歴
サトイモ科モンステラ属。学名の Monstera は、ラテン語の「怪物(monstrum)」に由来すると言われます。名前のもとになった大きな切れ込み葉は、実は若い株には現れません。株が育つにつれて葉に切れ込みと穴が増えていく——部屋で過ごす年月が、そのまま葉のかたちに刻まれていく植物です。
流通量は多く、手に入れやすい価格帯から始められます。支柱で立ち上げた仕立てと、横に広がる株姿があり、床置きの主役にも、棚上の一鉢にもなります。
昼 — 水のこと
基本は「表土が乾いたら、鉢底から流れるまでたっぷり」。回数を決めて与えるのではなく、土の乾きを合図にします。指を土の第一関節まで入れて、乾いていたら水やりのタイミングです。
春〜秋(成長期)は乾きが早く、週1〜2回ほどのペースに落ち着くことが多いでしょう。冬は成長が緩むので、土が乾いてからさらに2〜3日おいて。モンステラの失敗のほとんどは「水のやりすぎ」で、乾かし気味に振るほうが安全です。
葉先から水滴が落ちることがありますが、これは吸い上げた水を排出する健康な働き(排水現象)。床が濡れるなら水量を少し控えます。
午後 — 鉢のこと
成長が早いため、1〜2年に一度、5〜9月の暖かい時期に植え替えます。鉢底から根が出ている、水の染み込みが遅い、水やりしてもすぐ乾く——これらが合図です。
一回り(直径で3cmほど)大きな鉢と、水はけのよい観葉植物用の土を用意します。株を抜いたら古い土を1/3ほど落とし、黒く傷んだ根だけを切り、新しい土で植え付けてたっぷり水を。植え替え後1〜2週間は明るい日陰で休ませます。
大きくしたくない場合は、同じ鉢に戻して根を整理する方法もあります。
夕 — 気になるとき
| 葉が黄色くなる | 多くは水のやりすぎ、次に日照不足。まず土の乾き具合を確認します。 |
|---|---|
| 切れ込みが出ない | 株が若いか、光が足りないサイン。いまより一歩、窓に近い場所へ。 |
| 茎がぐらつく・土が臭う | 根腐れの疑い。水やりを止め、状態を見て植え替えを。 |
| 葉裏に小さな虫 | ハダニ・カイガラムシが代表。葉水と拭き取りで予防します。 |
暮れ — 問答